「ホームページを作ったら、検索で1番に表示させたいんです。」
そんな時は、真っ白なスーツを着て、こう言います。
「1位じゃなきゃ駄目なんですか?
2位じゃ駄目ですか。」
これは、もちろん冗談です。(どうもこういう性分でして(^^ゞ)
しかし、1位とは言わずとも、1ページ目に表示された方がクリック率は高くなる。
できるだけ沢山の人に見て欲しいわけですから、当然思うことだと思います。
では、検索で上位表示される為にはどうしたらいいか。
SEOという言葉を聞いた人は多いかと思います。
Search Engine Optimization - 検索エンジン最適化。
“検索エンジンを最適化する”とは、、
○HP運営側の考えること・・・・・・・・・「より多くの人にHPを見に来てもらえるようにしたい」
だから、見てくれる確率が高くなるよう検索で上位表示させたい。
※HPは、ホームページの略。
○利用者が考えること・・・・・・・・・「探している内容を、効率よく見つけだしたい」
だから、慣れてくるとキーワードを徐々に絞り混んで探していく。
▼ ここPOINT
検索エンジン(Google等)は、この利用者のニーズに対して精度を上げられるよう、日々改良されています。つまり、検索エンジンは常に利用者目線。今までその並び変えには様々な歴史がありますが、
方向性として「そのキーワードを入力したあなた!探している内容は、ここにあるのではないですか」
という優先順位で表示できるよう、進化し続けていく、ということです。
視点を変えます。
「上位表示させたい」と思っているキーワード。その多くは「ビッグキーワード」、つまり、キーワードから繋がる範囲が広い(大きい)言葉だったりしませんか?
ちょっと例をあげてみます。 なんでもいいんですが、
例えば、「花屋」。このキーワードを入力して検索する人の目的は何だと思いますか?
1)花を購入したくて探している。
出先で?地元で?通販で?花束?アレンジフラワー?お見舞い用、お祝い用?生け花用?
2)花屋で、働きたい人が探している
3)花屋を、開業したい人が探している
4)「花屋」という名のお店を探している。
実際に、花屋と名のつくホテルや旅館、お店の名前が多い。
5)「花屋」というタイトルの書籍や映画、有名人の名前など、、、
と、ざっと考えるだけでも、「花屋」というキーワードだけでは、探している人のニーズは多岐にわたっています。
ついつい、自分がお花屋さんだと、「お花を買う人しかいない」なんて思ってしまいがちですが、そんなことはなかったりしますね。
利用者は、自分探しているHPじゃないな~、比較対象が少ないな~と思うと、「花屋 求人」 「花屋 表参道」「花屋 バイト 東京」「花屋 配達 母の日」「花屋 バラ まとめ買い」等と、探しているものから連想される言葉を複数使って、絞り込みながら検索していくわけです。
フラワーショップ、という言葉などに変化していく場合もありますね。
本当に、検索で一番に表示されたい言葉は、ビックキーワードですか?
もう1度、視点を変えます
例えば、あなたのお店は、
「自由が丘の花屋。フラワーアレンジメントや生け花教室も併設、その花材も豊富に販売していて、花の選び方、手入れ方法など相談や、ギフトラッピングのバリエーションも豊富に揃えることにこだわっている」とします。
ある利用者が、「自由が丘で、アレンジメントフラワーをプレゼント用に買いたいな」と思ってあなたのホームページをみた時、この2パターン、実際に利用したいと思うのはどちらですか?
1)「フラワーアレンジメント対応可。ラッピング選べます」とだけ掲載されている
2)アレンジ例や花の意味、ラッピングバリエーションなど具体的に掲載されていて、配送対応など
提供可能な内容の詳細が掲載されている。
最後にもう1度、視点を変えます。
例えば、「自由が丘 フラワーアレンジメント ギフト」と検索したが、あなたのHPに到達。
その折角たどりついた“ターゲット”に対して魅力あるページ作りを。
お店のウリ・強みを最大限に。 それこそが、実際の利用者につながり、自然と必要なキーワードが盛り込まれていきます。
その実際の利用者に繋がるキーワードこそが、「検索で一位になりたいキーワード」のはずです。
ビッグキーワードで上位を狙いたいが為に、時間やお金を費やすのはもったいない。
いかに内容を充実させるか。まずは、そこに注力してコンテンツを完成させるのが、HPをさらに活用したい方の大切なプロセスの一つだと思います。
ご参考まで。